甘々注意報
「喋るの初めてだよね?
私渡辺真希って言うの。よろしくね!」


「よろしく。」


「えへへ。
やっぱり近藤君て面白いよね?」


「?」


おもしろい?俺が?
意味わからん。

「ハハハーほらまたあー
近藤君ってポーカーフェイスって聞くけど近くに来てみたら違うねー!
あっ!!嫌味とかじゃないよっ!!!!」


「…なんで?」 


「んー?なあに?」


「なんでそう思う?」


「ああー、だって近藤くん涼しい顔してるわりに暑そうだもんっ♪」


確かに暑いけど…


「意味がよくわからない。」


「だーかーらーね、こんな日の当たるあつーい場所にいてそんな涼しい顔してるでしょう。けど、実際は暑いでしょ?頭の中では暑いって思ってるでしょ?
まあ、暑いって思わない人こそいないと思うけどねー☆
…わかったあ?」


「…さっぱり」


「えぇーまだわかんないのー?だからね、頭の中では絶対暑いとか、カーテン閉めてほしいとか思ってるはずなのに上手く口に出来ないぶきっちょ君って事ー!まあポーカーフェイスっていったらそうだけどねー♪」


「…」


「あっ!!気を悪くしないでね!私なりの最上級の誉め言葉であって挨拶がわりみないなモンだから!」


そういって戻って行った。

ホントにおもしろいやつだなあー。





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