青い蝶が舞う時。


―――・・・


「凛...私はどうすればいい....舞にしてあげられることは.....ないの.....ねぇ...凛.....舞はっ」


「蘭。舞ちゃんと椿のことは時間が解決してくれる。蘭は気にしなくてもいいんだ。」


久しぶりの彼の温もりに緊張の糸がプツンと音を立てて切れた。


「...っ....り、んっ....」



「....大丈夫だから。」


きっと...


凛は私なんかよりも

ずっと大人。



「....ありがとう」



「...帰ろうか。愛兎も疲れたみたいだしね。」






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