青い蝶が舞う時。
勝負開始
―――・・・
綺麗なブルーの宝石。
「ね、恭。私ね、新人さんと勝負するわ。」
なぜかブルーの宝石を見た瞬間、
嘘を吐くのはやめようと
隠し事を作らないほうがいいと
思えてしまった。
「負けたら、捕まるんだろ?」
あら、恭にしては上出来よ。
「もちろん。でも私が勝てば。問題はないわ。」
こんなに自信があったのに、
新人さんのおかげで自信を失うことになろうとはね。