紅屑の記憶

「……泣いていたの
ですか…?」


リシナはイヴを
優しく抱きしめた


昨日あの光の中で
聞こえた声……


あれは……いや…
そんなはずは……


イヴの記憶の光は
人の内に潜む欲望を
引き出す……


それであの男も…


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