紅屑の記憶

顔を上げると
何かを考え込む
リシナがいた


「………リシナ…?」


不安になりイヴは
リシナの名前を呼ぶ


「…イヴ……よかった…
目が覚めたのですね」


リシナはいつもと
変わらない優しい
笑顔を見せてくれる


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