紅屑の記憶

今……
私が彼女に触れたら…


イヴが壊れてしまう
気がした…


ひび割れたガラス玉
のように…脆く…


「…………イヴ……」


それでも……
彼女に触れて抱きしめたい


少しでも…
傷が癒えるなら…


< 127 / 347 >

この作品をシェア

pagetop