紅屑の記憶

「変わらないのなら
何故変わるまで
やらないのですか?
あなたは甘えています
あなたがそれではこの
町の未来は何も変わらない」



そう言ってリシナは
イヴを抱き抱えた


「…リシナ!?」

「行きましょうイヴ」


驚くイヴと呆然として
いるカイを無視して
リシナは歩き出した


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