紅屑の記憶

「…もう逃げられんぞ
此処がお前の墓場だ」


最後の広間の扉は
沢山の兵で塞がれている


「魔剣を封じるのは
代々セイレーン王国の
使命だからな」


男は右手を上げた



「さぁ捕えよ!!
魔剣は殺せぬ!!
ならば封印しようぞ!!」


そんな…
嫌だ……


お母さん…ルアム…


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