紅屑の記憶

「…………リシナ…
ごめんね……」


ごめんね……
大好きだよ…


でもずっと一緒に
いたいなんて
言わないから……


言わないから…


今だけは…傍にいさせて…


「大丈夫…大丈夫だから…
離れていかないで…」



イヴはそう言って
リシナに抱き着いた



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