紅屑の記憶

元々はリシナが
エスコートする
はずだったのだが
他の令嬢の相手で
手が離せないらしい


「お困りですか?
……MyPrincess」


そう言ってイヴの
目の前に手が差し出された


イヴがその人物に
目を向けると


「………リシナ…?」


王族の衣装を着た
リシナがイヴを見つめていた



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