紅屑の記憶


「あまりに綺麗なので…
見とれましたよイヴ」


リシナはイヴの
手を取り甲へ口づけをした


「…わっ……リシナ…」


イヴは頬を染め
リシナを見つめる


「早めに仕事が終わりました
なのであなたを
迎えに来たんです」



リシナの言葉にイヴは
笑顔を浮かべた


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