紅屑の記憶
「…わぁ………」
イヴは回りを
きょろきょろと見渡す
まるでそこは夢の国
キラキラしている世界
「気に入ってもらえたかな」
そう言ってナシラが
声をかけてきた
「…あ…ありがとう
ございます…
素敵なパーティーに
誘っていただいて…」
イヴは嬉しそうに
頭を下げた
「…ふふ…喜んでもらえて
嬉しいです
楽しんで下さいね」
ナシラがそう言った
瞬間パーティーの曲が
優雅な物へと変わる
「…これは……
ダンスの時間ですね」
ナシラの言葉に
イヴは回りを見渡す
.