紅屑の記憶

「…わぁ………」


イヴは回りを
きょろきょろと見渡す


まるでそこは夢の国
キラキラしている世界


「気に入ってもらえたかな」



そう言ってナシラが
声をかけてきた


「…あ…ありがとう
ございます…
素敵なパーティーに
誘っていただいて…」


イヴは嬉しそうに
頭を下げた


「…ふふ…喜んでもらえて
嬉しいです
楽しんで下さいね」


ナシラがそう言った
瞬間パーティーの曲が
優雅な物へと変わる


「…これは……
ダンスの時間ですね」



ナシラの言葉に
イヴは回りを見渡す


< 280 / 347 >

この作品をシェア

pagetop