紅屑の記憶

「……リ…シナ…?」


イヴは目を見開く


どうして……
リシナはいつもそう…


私が悲しい時…
いつも駆け付けてくれる



「イヴから離れて
下さい!!」


リシナは剣を構え
マオに向ける


「…フンッ…馬鹿者が…
俺がこいつから離れる
理由が分からない」


その言葉にリシナは
怪訝そうにマオを見遣る



「そのままの意味です
イヴを何故狙うのですか」


リシナの言葉に
マオは笑った


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