紅屑の記憶


「…嘘です!!
何を言ってるんですか!!」



リシナの言葉に
イヴは無理矢理笑う



「馬鹿な人……
なら見せてあげる……」



そう言ってイヴは
リシナに向き直り
両手を広げた


そして口パクで


《…ばいばい…リシナ…》


それを見たリシナは
イヴに手を伸ばしたが
黒い闇がイヴを包み
近づけ無い


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