紅屑の記憶
最終章
声
「………イヴ……
あなたが…
魔剣だったなんて…」
リシナは剣を見つめて呟いた
「セイレーンの王子
お前は知らないと思うが500年前魔剣を封印したのは
セイレーン王国の王だ…」
マオの言葉に
リシナは目を見開く
「そんな話聞いた事も
ありません」
リシナの背後から
ナシラが呟いた
「…この事は関わった
者だけの機密事項として
処理されたからな」
「では…イヴはセイレーン
を恨んでいるのですね…」
リシナは辛そうに呟く
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