紅屑の記憶

「イヴは誰よりも
優しい心を持っています
きっと何か訳があるはず
なんです!!だから…」


「それでも」



リシナの言葉を
ナシラは遮る


「私達はこの国の
王子なんだ!!」



ナシラの言葉にリシナは
ハッとして目を見開く



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