紅屑の記憶


「私、あの時みたいに
自分から逃げてた…

でも今度は目を逸らさないよ

私…痛くても辛くても
構わない

リシナの為なら
壊れたって構わないの」



イヴの言葉にルアムは
笑顔を浮かべた


『……イヴ…変わったわね』



そう言ってルアムは
イヴの頭を撫でる



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