紅屑の記憶

「マオ!!終わりです!!」



剣を盾に使うマオに
リシナは剣を突き刺した



グサリッ



確かに感触はあった
剣から温かい血が
伝わりリシナの手を濡らす


「……リ…シナ……」



リシナは目を見開き
目の前の人物を見つめた



そこにはリシナの
剣に貫かれたイヴの
姿があった



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