紅屑の記憶

『二魂此処に在らず…
時を越え…相いれる…
全ては輪廻の輪の元…
転生へ誘え!!』



ルアムが呪文を
言い終えると同時に
リシナの姿が消え始める



『あなたが生まれ
変わりまたイヴの魂と
出会えるよう
魔法をかけてあげるわ』


ルアムの言葉に
リシナは首を傾げた


「…それはどういう…」



『生まれ変わってから
の楽しみね』


そう言ってルアムは笑う


『……どうか………
イヴをよろしくね…』



ルアムの言葉に
リシナは頷き姿を消した


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