紅屑の記憶
ルアムの魔法
あれから600年
時は流れ
人や世界が繁栄と
進歩を繰り返し
平和な世が築かれた
「お母さん!!
今日は遅くなるね!」
一人の少女が慌ただしく
家を飛び出した
「また探しにいったのか
イヴは…」
父の呆れる声に
母は笑う
「…素敵じゃないの…
愛した人を探すなんて…」
母は笑顔でイヴが
出ていった扉を見つめる
「…もう一度…会えると
良いわね……イヴ…」
その為に…イヴと
名ずけたのだから…
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