紅屑の記憶

「イヴちゃんを
見つけるのは大変だぞ?
いっつも町中走り
回ってるからな」


その言葉にリシナは笑う


「…大丈夫ですよ…
私ならイヴを
見つけられます……」


あの時も…
私が見つけたのですから…


「…がっはっは!
そうかいそうかい!
なら頑張りな!」


そう言って主人は
リシナの背中を叩いた



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