紅屑の記憶

そのままイヴは
リシナに抱き着いた


リシナはイヴを
強く抱きしめる


その瞬間リシナの持つ
花達が舞上がった



「…っ…イヴっ!!」


リシナの声も匂いも
全然変わってない…


あの時のままだ……



「やっと見つけました…」
「やっと見つけた……」


二人の声が重なり
二人は見つめ合う



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