ねぇ、こっち向いてよ。
光輝って人は、
影がうすい・・・
「あー・・・」
「ん?」
後ろで咲樹がどもっていた。
「どうしたの?」
「いや、俺ももってイチオ来たんだけどさ、、、」
ポケットから出てきたのはストラップ、
「あげないの?」
「いや、まぁいっか。
あげるよ、楓に。」
「・・・いいの?」
「今思うと鈴村より楓の方が会うかもしれない。
携帯ある?」
「あぁ、うん」
「貸して、つけてあげる。」
「あたしの部屋の中にあんの。
後でつけとくよ」