ねぇ、こっち向いてよ。


「咲樹?」

「っそ」



「女みたい



あたし鈴村楓。」



「そう楓ね。

どうしてこんな事になったの?」




・・・ん?
初対面なのにこんなベラベラ喋ってていいのか。




「・・・あぁ、



暇だったから
歩いてたの。」


「一人で?」



「そうよ。」




「彼氏は?」



「居ないの。」



「・・・そんなカワイイのに?」



「、」





「あれ、顔赤い。」



「ちょ、


何よあんた。

お世辞も程々にしなさいよ」



「俺お世辞いえない」



「あっそ。」


< 6 / 34 >

この作品をシェア

pagetop