忘れない日々
んぁ〜
よく寝た…。

携帯を開くと時間は11時を回っていた。

何だかんだ10時間以上寝たんだ。
って!!
涼介から何の連絡もないじゃん!!

あいつ何考えてんの!?

昨日の怒りがふつふつと沸き起こる。
それと同時に虚しさも、込み上げてくる。


涼介にとって、あたしとの記念日なんて
そんなもんなのかな?
あたしばっかり涼介のこと好きなのかな?
涼介もあたしと同じくらい好きでいてくれてるって思ってたのは勘違いだったのかな?

涙がじんわりと溢れてきて目の前がぼやけてくる。
鼻の奥がツーンとする。
昨日の今日で自分から電話を架けるのはシャクだけど涼介から架けてきそうな気配はなかった。

ケンカをした時はいつもそう。
あたしが悪くても涼介が悪くても絶対!!
自分からは架けてこないんだから。

リダイヤルから涼介に電話をする。

…プルル
プルルルル…
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