ツンデレお嬢様の初恋
「いーね、ツンデレって俺結構好きかも」
「ツンデレ!?あたしデレてない!もー早く!」
「ん?早く、なに?」
こいつわかってるくせに
早くどけよって意味よ!
私が思いきり睨んでると
私の携帯がなった。
「ふー、出なよ」
そう言って静かに私の上から退いた。
「もしもし・・・あ、おはようございます二階堂さま、ええ、はい・・・え?」
電話してきたのは
某ホテルを経営している
二階堂 翔。
イケメン社長で有名な二階堂さまは
女遊びが激しいという噂が絶えない人だった。
「今日ですか?あー、夕方なら時間に余裕がありますけど・・どうかなさいました?」
聞かないででもだいたいわかるけど一応。
あたしが電話してる間
西園寺恭冶は私のベッドで寝転んでいた。