ツンデレお嬢様の初恋
キーンコーン
カーンコーン
授業が終わる鐘が鳴り
皆がざわめき始めた頃
あたしはというと・・・
「なに?」
「麗ってさ、眼鏡取ったら可愛いと思うんだけど、取らない?」
・・
佐伯恭冶は
にやにや笑ながらあたしの眼鏡を弄りながら言ってきた。
「触らないで下さい!」
「取ってくれたら触らない」
やだ!!なんなのこいつ
もういや!!
一緒に生活なんか出来っこない
「ちょっと恭冶!そんなダサ子ほっときなよーぅあたしと話そ!」
そう言ってきたのは
佐伯恭冶の取り巻き第1号の三鷹里美
化粧が派手で汚いけど
バカな男子たちは色目にやられているみたい。
「是非そうしてください!あたしは失礼します」
そう言ってあたしは一人帰路にたった。