Sky☆Love ~俺の彼女は空を飛ぶ~
「なん…で…?」
驚きと疑問符が頭の周りに
漂ってるのがまるわかりの表情で
オレに向かって投げかける
「あ、彼、みなみのお友達なんでしょ?
倒れたみなみを彼が運んでくれたのよ、
あとで、ちゃんとお礼、言ってね」
「そう…なんだ…」
そう言って、オレを見たあと、
視線を天井に戻す
そんな芹沢みなみの様子を気にもせず、
同僚の彼女がカバンから書類を取り出し
早口で捲し立てるように、説明しはじめた
「みなみ、ミーティングは終わったの
これに、明日、明後日の予定書いてあるから、
読んでおいてね
休んだら、ホテル行けるわよね?
あ、ホテル、変更になって、
プラザホテルだからね
私…、これから、
コーパイ(副操縦士)の真壁さんに
呼ばれてるの…
じゃぁ、ゴメンね…」
矢継ぎ早に、言うコトだけ言って
去って行った同僚CA…
なんだ…ありゃ…
心配してるのか、してないのか…