Sky☆Love ~俺の彼女は空を飛ぶ~

「みなみ…」


中央のいちごがたっぷり乗ったタルトに
芹沢みなみが、
手を伸ばしたところだった


振り返ると…

さっきの男が立っていた…


どうやら、今は一人のようだ…


「みなみ…話がある…
少しだけ、時間くれないか…?」



「……」



手に持った皿が、ギュッと力を込められた




「分かった…」



皿をテーブルに置き、
男の方を見た



「私も、話したいことある

このヒトも、一緒にいい?」


オレの方をチラと見て、そして手を引っ張り
部屋の扉へと向かった
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