Sky☆Love ~俺の彼女は空を飛ぶ~

そう思った時には、
オレは、真壁の傍に近づいてた


「オイ、お前!

オンナを何だと思ってンだっ?!

一時の過ちでも、許せねぇもんは許せねぇんだよっ!

オンナ一人幸せにできねぇヤツに
みなみのことを任せられないっ!


二度と、みなみの前に顔出すなっ!
わかったかっ!!」


オレの意思は関係なく、
口から、次々と言葉が出ていった


「…お前、みなみの…何なんだ…?」


険しい表情の真壁がオレに問い返す


「あ?なんだっていーだろっ?!」


答えると同時に、真壁がオレの後ろに居る
みなみの方へ近づいた


と、オレの横を真壁が通りすぎようとした時、


「…っ、いってぇっ…」


真壁の額の端に、何かが当たって
額に手をやった真壁が身体をくの字に曲げた






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