Sky☆Love ~俺の彼女は空を飛ぶ~
「なぁ?
お前、あれで、スッキリできたのか?
一発ぶん殴るくらいしても良かったんじゃないのか?」
外の風景が見える
エレベーターの中、
俺とみなみは、外に身体を向け、
そのガラスに映る、みなみの姿を見ながら
声をかけた
「……う…ん…」
俯いたまま、コクリと頷く
そして、顔を上げ
ガラスに映るオレの顔に
視線を移し
「私…2人を見た時、
ホントにショックやった…
だけど…
それ以上に、
私は、亮介を本当に好きなのかな…
って感情も一緒に沸いたんだわ…
亮介と付き合っとる頃、
仕事も煮詰まって、
半分、結婚した方が…って
状態やったの
だから…」
クルリと、オレの方に向きを変え…
オレの方を見上げ
「もう、未練はないし
これで良かったと思う」
強い眼差しで、決意したように言った