紅い瞳に囚われて



「あ、藍音…ちょっと食べ過ぎよ、大丈夫?」


学校が終わって私の家で誕生日祝いをするために大量に買い込んだお菓子やジュースなどを藍音は半分以上一人で食べてしまった。


「う…っはきそお…」


「えっ?!大丈夫!?」



ザ―――――………

なんとか藍音をトイレまで連れていき、全部出させた。



「ごめん美紅ー…ちょっと寝か…せ…て…」



「私は全然大丈夫だけど…。藍音は時間大丈夫?もう21時だよ?」


私は両親が海外で仕事をしているため、この無駄に広くて綺麗な家に一人ぐらしをしている。
だから家にはいつも誰もいないため夜遅くなっても一向にかまわない。


「へーきへーきー……」

とうとう藍音はソファーで寝てしまった。


(藍音はいっかい寝るとなかなか起きないのよね…)

美紅は藍音が散らかしたゴミを片付けた。


「ふー…片付けも終わったし…雑誌でも買いにいこうかしら…」


私は暇つぶしに読む雑誌を買うためにコンビニに向かった。







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