イケメン王子と秘密の契約♪
約束の場所にまだ王子様はいなかった

「さすがに忘れてるよね…。アハハ…。」

帰ろうかなと足を動かしたとき


「悠里!」

懐かしいな――…この声で腹立つとか
言われたっけ。

振り向いた瞬間に大きい腕に抱き締められた

懐かしい匂い。変わってないね

秀哉君―――…。


今までで一番会いたかった人
今までで一番愛した人。

今“私”に訪れた。いや帰ってきた


「ただいま」


「おかえりなさいっ」

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