イケメン王子と秘密の契約♪
ガラッ。


女子達の目線は私の方から
ドアの開く方へ一瞬にして向けられた


「秀哉君、優介君っ?」


そこには怒りに満ちた二人の顔があった


「ねぇ。俺の女の靴誰もってんだ?」
「出さないと秀哉が暴れちゃうよ?」

秀哉君の低くてこわい声と
優しくて爽やかな優介君の声が
混ざる。


女子は朦朧として目線を反らす。


その瞬間私のなかで何かが切れた
騒ぎだした私の血

昔から負けず嫌いでバカにされるのが
嫌いだった。


私は女子達に近づいて近くの机を
蹴り飛ばした。


どうよ?迫力あんだろ。
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