イケメン王子と秘密の契約♪
私が喧嘩しているのをみて
秀哉君がドン引きしちゃって――…。


なぁーんだっ私がバカだったんだ。


「あ、あのっワタシ平角リナって
言うんですけどよかったらっ―…えっ?」

気づいたら彼女の手を握っていた。


「うん。いつまでも終わった事を
根に持たないで?忘れてよ。
これからはもうしないで?」

女の人は目に涙を浮かべて強く握り
返してくれた。

「ほら、泣かないで?可愛い顔が
台無しだよぉっ」



「ブスなくせにな―…」

その低くて恐い声は―――――…。



「かっかっ神崎君っ」
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