男装人生
「ホントにいいのか?」
「ふふふ・・・ちょうど寮に帰ろうとしてたところだから。」
まだ笑いが収まらないようだが王子が"ついてきて"と歩きだす。
でも王子が同い年だとはなぁ〜
先輩かと思った←年上好き
私も少しがっかりしながら後をついて歩く。
王子が私をチラッと横目に見た。
「名前なんて言うの?」
「天世 怜悧。よろしくな?」
「あぁよろしく。ところで怜悧は何クラスかな?」
まだ王子の名前聞いてないのに〜〜
「Aクラス。」
「じゃあタンポポ寮だね。ここの寮はクラスごとに別けられているんだ。」
「へぇ〜」
って名前ー!!
王子は私が心のなかでツッコんでいるとは露(ツユ)とも知らず一番右の寮に向かって歩いていた。
王子は絶対目立つから関わらない方がいいとは分かってはいる。
だけどせめて名前くらいは知りたい。
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