男装人生



「れ~いり‼はぐれちゃうだろ~⁉」


「その時はしょうがない‼」


冷たくあしらってやる。

ぶーぶー言いながらも、怜悧の後を追う圭也。



結局はぐれることなく無事に展望台に着き、アイスを食べながら景色を眺めた。

晴天に恵まれ、見事な町並みが見渡せる。
時折、涼しげな風が吹き、気持ちを浮き立たせる。


「うわぁ~全部見渡せる~キレーだなー」


「すげ~。な、確か、あっちに世界遺産になった建物がなかったっけ⁉」


「あるわよ。」


「樹里ちゃん‼次はそこ行こーぜ‼」


「怜悧はそこでいいかしら?」


「いいよ‼全部見たい‼」


「「欲張り((ねー)(だなー))」」




それから怜悧たちはいろんな観光地を巡り、最後にお土産を買うためにお店屋さんに立ち寄った。

いろんな所を観光しまくったため、時刻は16時を過ぎている。


「楽しかったなー」


「早く決めないとお店閉まっちゃうわよ。」


ここら辺のお店は早くに閉まってしまうらしい。


「圭也、急げっ‼」


ずらりと立ち並ぶお店の中から目についたお店へ怜悧たちは入っていった。


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