男装人生


全快した玲李はベットから離れ、イスに腰掛ける。

恭のお母さんからのクッキーをボリボリ食べながら、3人でのんびり世間話をした。

あの具合の悪さはホントに何だったのだろう。

そして、なんか忘れてるような…


「あっ、そうそう最近、怜悧元気無かったんだよな~」


「そうだっけ?」


なんかあった気がするが思い出せない。


「テストが終わって、気が抜けてたんじゃないですか?」


「そんなもんじゃなかったぜ?すっげぇ不幸面してた!」

不幸面とは失礼な!
でも、なんだっけなー?

「何があったんでしょうね?本人も忘れてるみたいなのでいいですけど。」

「ま、そだなー」


確かに。
大したことなかったのかも。


「そういえば、希夜も最近元気がないですね。」

え?
希夜って元気あるときあるの?


「なんだか、つまらなさそうというか、」


「へぇー後が怖いな!」


「だな。」


希夜がねぇ~

ん?
希夜?

なんか引っかかる。


希夜、、、





そうだった!


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