男装人生



「あっ、オ、オオオレ用事思い出した!!」

"んじゃ"とその場から逃げようとする。


が、

「行かせないよ?」

しっかりと腕を握られた。

しかも何を考えているのかまたもや薄気味悪い笑みを浮かべ見てくる。


どうしよう。

きっとこれから私をどうしようか考えているんだ。

そうに違いない!!


アイツの様子からすると何かに気づいたようだった。
もしばれたとして、

私女の子だもん。
良からぬことをされ・・・


あまりの恐怖に私は全身が震えはじめた。

助けて〜






「なぁ。」

緊迫した空気のなか一人の体格のいい男子が話しかけてきた。



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