夏の幻
 それから俺は茜という女性と色々回った
 茜は凄く楽しんでくれたようで俺も嬉しくなった
 自分の屋台の買い物も済まして知り合った大きな
 木の前に行くことにした

「今日は色々ありがとうお兄さん♪」

 笑顔でお礼を言う茜

「こっちこそ楽しかったし喜んでくれて嬉しいよ」

 笑顔で返す恭介

「私お兄さんに恋しちゃった♪夏祭りにしか来れないから
 来年の夏祭りに此処でまた会おうね♪じゃあね♪」

 そう言うと恭介にキスして笑顔で去っていく茜

「待って!!茜は何処に住んでるの?それだけでも教えて!!」

 俺はいつの間にか茜に心を奪われていてこのまま別れるのが嫌で
 呼び止めた!この短期間で俺も茜に恋をしたのだ

「私?私はね?田中ミート分かるかな?」

 立ち止まって振り返り話す茜

「分かるよ?近所だからさ」

「田中ミートから林理髪店の方に向いて2件目の家が家だよ♪じゃあね♪」

 そう言うと去っていく茜



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