夏の幻
不思議な出来事
 それから時間は流れて帰る日になった
 俺は今茜に会って気持ちを伝えて帰らないと
 後悔すると思い茜から聞いた家に帰る前に
 向かう事にした

「此処が家だな?表札に佐藤って書いてある」

 昼に家の前に着き呼び鈴を鳴らす恭介

「あれ?留守かな?この時間に誰も居ないって事は無いよな?」

 何度鳴らしても誰も出ないのでおかしく思う恭介

「貴方夏目さん所の恭介君?」

 恭介を見て一人のおばさんが話し掛けて来る

「あっ!田中さん!お久しぶりです!」

 知り合いのおばさんに話掛けられて笑顔で返す恭介

「あらまぁ!随分と大きく色男に育っちゃってぇ!
 私のだんなさんになりなさいよ」

 冗談を言う田中と呼ばれるおばさん

「よしてくださいよ、お肉なら買いますけどね♪」

 冗談に返す恭介

「まったく♪それより此処で何してるの?」

 恭介に質問する田中さん

「ええ、昨日夏祭りで知り合った佐藤茜さんに家が此処だって聞いて
 今日帰るんでその前に会わないと後悔すると思い会いに来たんですよ
 でも昼間なのに呼び鈴鳴らしても誰も出ないんですよね?」

 質問に答える恭介

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