太陽が昇るまで
「ふ…じゃなくて、ハルが人気な理由がよく分かった。」
私の言葉に目を丸くしてキョトンとするハル。
「え?」
「絶対、心が綺麗だもん。私、こんな人はじめて。」
微笑みながらそう言った。
「……先輩ずるい」
「え?」
「もうそんなこと言わないでくださいよ。」
「え…あ、ごめんね?」
「ああ!いや、照れるってゆうか、恥ずかしいから………」
ひとつ、気づいたことがある。
ハルは私が謝ると素直になってくれる。
何故かはわからないけど、なんだか可愛らしくみえて仕方ない。