お砂糖少々。

「なーにしてんの?加藤。」


背中を叩かれる。


「衣鶴か。美味しそうなの持ってるじゃん。」


衣鶴は片手に握っているドーナツか入った袋を振り回した。


「後輩がさ、家庭科の実習で作ったの。くれたんだ。加藤は一人?」



「いや、前に佐々木と愛里と奈津那かいるよ。」



「あれ、蓮無はいないんだ。」


「?
どうして蓮無?」


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