お砂糖少々。
『てゆーか、そんなこと言うために電話してきたのかよ。お前、俺のこと好きなんじゃね?』
『…………』
(沈黙………)
電話越しに聞こえるのは彼女の吐息だけ。
俺が本当に天使だったら(この際悪魔でも)
お前の顔を飛んで見に行くのに。
今どんな顔してる?
もしかして、図星?
『…なに言ってんの。』
あぁ
今夜はいつも以上にお前のことを考えて
『悪魔来るの、恐いねー。』
『あぁ
………眠れないかもしれないな。』