キケンな実験室-白衣の王子様-
先生の息、かかる度になんか変な気持ちになる。
「いえ。慣れてますから」
あたしは先生の真摯な視線から逃げるように、うつむく。
先生の目、見てらんない。
なんで、だろ。
「おわびに……」
「?」
「手伝います」
忘れてた。
罰があるんだった。
でも先生と一緒にやれば早く終わるかも……。
「……10個だけ」
「…………ケチっ!!!!」
「ざんねーん。罰は罰ですよ。世の中そんなに甘くないっ!」
そう言いながら、先生は大笑いした。
このドSがっ。