紅い山 蒼い月
試食
巨大バウムクーヘンに衝撃を受けた私達は
母から「もうすぐ檀家さんが集まってくるから
アンタらは外で遊び」と小学生のような扱いを受け
仕方なく外に出る事にした。
「取り敢えずデパ地下に行こっか?」とリョウちゃんが言った。
私が百貨店に勤務してる事を知っての所業か?
自分が勤めてる百貨店やったらイヤやなと思いつつ
駅の反対側にある別の百貨店に向かった。
「うわ~、サラちゃん見て
あの魚の水槽、金魚がおるで~」
確かに金魚が泳いでる。
どうなってんだ?
売り物か?
誰か買うのか?
買って食べるのか?
「うわ~、サラちゃん見て
変な漬物が置いてるで~」
「うぉ!!」
これにはド肝を抜かれた。
母から「もうすぐ檀家さんが集まってくるから
アンタらは外で遊び」と小学生のような扱いを受け
仕方なく外に出る事にした。
「取り敢えずデパ地下に行こっか?」とリョウちゃんが言った。
私が百貨店に勤務してる事を知っての所業か?
自分が勤めてる百貨店やったらイヤやなと思いつつ
駅の反対側にある別の百貨店に向かった。
「うわ~、サラちゃん見て
あの魚の水槽、金魚がおるで~」
確かに金魚が泳いでる。
どうなってんだ?
売り物か?
誰か買うのか?
買って食べるのか?
「うわ~、サラちゃん見て
変な漬物が置いてるで~」
「うぉ!!」
これにはド肝を抜かれた。