紅い山 蒼い月
午前10時、地下鉄百貨店営業開始。
入店してくるお客さんに向かって「おはようございます」
目の前を通り過ぎるお客さんに「おはようございます」
売り場は元気な挨拶が第一歩だ。
「ねぇ、ちょっと」
「おはようございます!」
「あたしは客とちゃうよ」
先輩のミサキさんにも挨拶してしまった。
ミサキ「悪いけど、をを取って来てくれる?」
サラ「を?」
ミサキ「そう、をを取って来て欲しいねん」
サラ「『を』って何ですか?」
ミサキ「をはをやないの」
サラ「この『を』の中には何が入ってるんですか?」
ミサキ「それは教えられへんな。
とりあえず裏に段ボールにをって書いてるから分かると思おうわ」
そんなモノがあっただろうか?
えーと・・・
あった。
段ボールに上から油性ペンで大きく「を」と書いてある。
この中にをが入ってるのか。
一体どんなモノが・・・
どれどれ・・・
「ちょっとサラちゃん、急いで!」
通用口からキヤマさんの声が響いた。
「お客さん待ってはんねん。
これは私が持って行くからサラちゃんは冷蔵庫から何だべを2つ持って来て!」
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
何だべ・・・?
何だべって、何だ?
何だべって、何だべ?
入店してくるお客さんに向かって「おはようございます」
目の前を通り過ぎるお客さんに「おはようございます」
売り場は元気な挨拶が第一歩だ。
「ねぇ、ちょっと」
「おはようございます!」
「あたしは客とちゃうよ」
先輩のミサキさんにも挨拶してしまった。
ミサキ「悪いけど、をを取って来てくれる?」
サラ「を?」
ミサキ「そう、をを取って来て欲しいねん」
サラ「『を』って何ですか?」
ミサキ「をはをやないの」
サラ「この『を』の中には何が入ってるんですか?」
ミサキ「それは教えられへんな。
とりあえず裏に段ボールにをって書いてるから分かると思おうわ」
そんなモノがあっただろうか?
えーと・・・
あった。
段ボールに上から油性ペンで大きく「を」と書いてある。
この中にをが入ってるのか。
一体どんなモノが・・・
どれどれ・・・
「ちょっとサラちゃん、急いで!」
通用口からキヤマさんの声が響いた。
「お客さん待ってはんねん。
これは私が持って行くからサラちゃんは冷蔵庫から何だべを2つ持って来て!」
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
何だべ・・・?
何だべって、何だ?
何だべって、何だべ?