執事と共に日常を。
ウェイターが、先に頼んでいたビールを運んできた。


「じゃあ、とりあえず乾杯」


軽くグラスを合わせる。

普通、1度しか会った事のない男と二人っきりというのは気まずいものだが、二人の空気は割りと打ち解けていた。

カナという女性の力かもしれない。
< 131 / 267 >

この作品をシェア

pagetop