執事と共に日常を。
店の入り口を塞ぐわけにもいかず、仕方なく、そのままの姿勢で店を出た。


「こりゃだめだな。悪いけど、タクシー拾ってくるからちょっと面倒見てて」


と、カンザキは大通りに走っていった。


「大丈夫か?」

「わかんないー」


春樹は、仕方なくカナを支えながらそばの自販機でミネラルウォーターを買った。
< 178 / 267 >

この作品をシェア

pagetop