執事と共に日常を。
「恵理夜……様?」


隣には、不機嫌な顔の恵理夜がいた。


「……どうしてここに?」

「タクシーで、あの女の人と、ホテルにでも行くのかと思った」


春樹は、気まずそうに頬を掻いた。

カナに抱き疲れているところから見ていたらしい。
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